地域密着型サービス外部評価

地域密着型サービスには、事業所の管理者・計画作成担当者のための研修や運営推進会議など、サービスの質の確保・向上のためのさまざまな施策やツールが用意されています。サービス評価はその1つです。
私たちは宮城県指定評価機関として、事業所のサービスの質の維持向上、改善に向けての取組みを支援するため、調査の均質性を確保し、中立・公平に調査実施しています。

◆地域密着型サービス外部評価とは

地域密着型サービスの評価は事業所自らが実施する「自己評価」と評価機関が実施する「外部評価」から成ります。
自己評価は、サービス水準の向上に向けた自発的努力と体制づくりを誘導し、その内容及び範囲において、指定基準を上回るものとして設定され、外部評価は、第三者による外部評価の結果と、当該評価を受ける前に行った自己評価の結果を対比して両者の異同について考察し、外部評価の結果を踏まえて総括的な評価を行います。

◆外部評価の目的

1.利用者及び家族の安心と満足の確保を図ること
2.良質なサービスの水準の確保とその質の改善・向上を図ること
3.改善点を明確にし、改善に向けた関係者の自発的努力と体制づくりを促すこと
4.継続的に評価を行うことを通じて、関係者による自主的な研修等によるケアの向上を促す教育 的効果をねらうこと
5.グループホームに対する社会的信頼を高めること
6.利用者及びその家族に情報を提供し、安全と満足を高め、利用者へのサービスの選択に寄与すること

◆外部評価の頻度

地域密着型サービスの外部評価は、各事業所が少なくとも年1回受けるものです。ただし、過去に外部評価を5年間連続で受けている事業所で、下記の要件をすべて満たす場合には、外部評価の実施回数を2年に1回とすることができます。(ただし、自己評価は毎年行う必要があるもので、かつ省略の申請はその都度必要になります。)
(1) 事業所の指定及び指導監督を行っている市町村と協議し、外部評価の実施回数を2年に1回とすることについて同意を得ること。なお、事業者は市町村長の同意書の写しを県長寿社会政策課に提出すること。
(2) 運営推進会議が、過去1年間に6回以上開催されていること。
(3) 運営推進会議に、事業所の存する市町村の職員または地域包括支援センターの職員が過去1年間に6回以上出席していること。
(4) 直近の外部評価結果の外部評価項目の2番、3番、4番、6番の実施状況が適切であること。

◆評価基準と評価項目

宮城県の外部評価実施要綱に定めた評価基準に沿って行います。
介護サービス情報の公表の導入に伴い、重複項目の削除、地域密着型サービスの質のポイントとなる項目を抽出して、自己評価を55項目、外部評価を20項目となっています。
事業所の日頃の努力や工夫点、課題点が明らかになるものに絞り込むとともに、質の確保とさらなる向上を目指した具体的な取り組みに繋がる項目として焦点化しています。
※外部評価全般についての詳細の解説は宮城県のホームページをご覧下さい。  ●宮城県地域密着型サービス外部評価について

◆外部評価の流れ

 

 □外部評価申込書(PDF版)   □外部評価申込書(Word版

◆外部評価機関事例報告

 平成29年度宮城県地域密着型サービス外部評価機関事例報告